真夏の贅沢
最近の我が家の習慣・・・
深夜テレビや映画を見るときは、部屋中の電気をすべて消して、レースのカーテンも開け、窓も開け放して・・・もちろん冷房も切ってしまいます。
そうすると、海からの風がカーテンをあおるほど吹いてきて、エアコンとは違う心地よい涼しさが程よく感じまられます。
我が家は鎌倉の中心、駅の程近く。
昼間は周囲の室外機でなおさら熱く、我が家も思い切りエアコンをかけてしまうのですが・・・。
夕方ともなり風向きが変わり海風がふき出すと、都心とは違って、鎌倉が海の近くで自然に囲まれている環境であると、つくづく感じられます。
(時には、漁村であることも実感する"香り"も漂ってきますが・・・!)
あまりの心地よさに、人工的な音をすべて切ってしまったら、さらに素敵な自然が感じられました。
深夜ともなれば、昼間の喧騒とは違う街の声、鈴虫の音、草木のざわめき・・・街中とは思えない風情です。
こんなことをしていると、つくづく、人は自然の一部と感じられます。
どんなに文明化しても、どんなに快適といわれる環境を人工的に作れても、人の体には自然の暑さや寒さが、実は一番快適なのでしょう。
以前、子供が小さい頃は毎年、西表やオーストラリアに潜りにいっていましたが、そんな時は、時計をはずし、おひさまとともに行動していたものです。
それはそれは、体も心も伸び伸びとして至福のひと時でした。
あー、こんな心地よさを、私たちはエアコンで忘れてしまっていた・・・!
"もったいない!"と、このところ、毎夜暗闇を楽しんでいます。
気づけば、かなりのエコロジーではありませんか!!
日本中のエアコンが、たとえば10時以降に止まったら・・・
きっと、街の温度は何度か下がり、エネルギーの消費の抑えられ、CO2だってかなりの削減です!
以前、サロン会員に向けて書いている【ラ・パンセ】というコラムで、
「飛行機からみると、日本だけは、国土の形の通りに光が瞬いている。」というお話を書きました。
たとえば、夜フランスやイタリアからアルプスを越えると、真っ暗な谷間にごく小さな光が消えそうに瞬いているのが見えます。空からみるヨーロッパの街の明かりは、小さな点で、しかもオレンジ色で消え入りそうです。
日本は海岸線にそって、煌々と明かりが瞬くというより、輝いています。
それは決して豊かさや快適さの象徴ではなく、むしろ、お金や時間やステイタスといった、人の価値を決めるモノ以外の外見のモノに、翻弄されている日本の象徴のような気がしてなりません。
皆さんも、まずは、電気を消すことから試してみませんか?そして、できればエアコンを切ってみませんか?暗いと少しは涼しく感じるものですよ!
エアコンの涼しさはないけれど、少し暑いくらいが、夏らしいではありませんか。
こんなことは、便利に電気を使える今の日本だからこそ言えることです。
便利で平和であることに感謝して、電気を切る贅沢を味わいましょう!
ところで・・・
深夜ご帰宅の次男は、こんな我が家のマイブームが気に入り、風鈴があったらもっと粋じゃない?・・・と、『粋な江戸風鈴』を探しています!
いい風鈴、ご存じないですか?

